先日10日くらい、マレーシアの友人宅にお邪魔をしてきました。
経由で、シンガポールも楽しみながら親子旅を満喫。
英語を1歳からしっかり学んでいる子どもの、いい時間になりました。
好きに現地の怖そうな警備員にジョークを言って「君はユーモアな子だ」と有意義な時間を過ごし、ホテルのロビーでは私の代わりにいろんなオーダーを通してカフェでもレストランでも注文を難なくこなしていました。
そんな暮らしを過ごしたマレーシアの友人宅で感じた、家づくりに対する思いを紹介します。
目次
友人宅のコンドミニアム
マレーシアに暮らす日本人、戸建てもありますがコンドミニアムに住む人も多いようです。
実際友人宅から出ると、ロビーではたくさんの日本人に出会うことができました。
コンドミニアムは、セキリュティが安心
カードキーをかざしてエレベーターを利用するのですが、フロントや共用スペース以外はキーを翳さないと止まらないようになっています。
動かないようにもなっていました。
戸建てに住むと、セキリュティが心配なこともあります。
日本では、警備会社にお願いをしたり
最近では、オートロックが全戸ワンタッチでできる鍵も出ています。
マンションが安全と思う戸建てが苦手な私の友人も居ますが、玄関さえとりあえず閉めれば安心のマンション。
一方、戸締りに戸建ては全てのドアの開閉の確認が必要です。
これも、戸建てorマンションの選択肢のポイントになります。
私もマンションに住んでいた過去がありますが、確かに鍵の締め忘れの心配は戸建てより気が楽でした。
開放感のある空間
コンドミニアム、玄関ドアを含め
全てのドアが大きくて高いです。
天井高も全ての部屋が、かなり高め。
日本では、天井高が高い設定のあるダイワハウスよりも桁違いに高い天井。
開放感がありました。
部屋ごとに、天井サーキュレーターが設置されていました。
おかげで、エアコンの効きは抜群
我が家の今の家に、1階に2部屋と浴室、それにトイレとウォークインクローゼットのドアがあります。
1つのドアの高さを低くする必要があったので、ドアの高さを全部合わせて見栄えがよくしました。
ですが、やっぱりドアは天井近くまであった方がカッコ良いと感じます。
※1軒目と比較して、感じています。
新築をするときは、ドアの高さもしっかり考えて設計を進めてくださいね。
窓も同じです。
天井までの窓と、天井と窓の間に壁があるのでは、開放感が違うと思います。
広い空間を感じられるのは、細部の作りや天井高になります。
フロアの仕様
フロアですが、全部の部屋がタイル貼りでした。
日本では、木材がベースとなりますがマレーシアの友人宅は全ての場所がタイル。
清掃のしやすさを感じました。
日本に比べて、清掃はあまり得意ではない海外。
冷たさはあるのかもしれませんが、箇所でマットを敷いた空間を設けたりソファーを使って
寛げる場所を確保。
家づくりで、掃除が苦手な人は“タイル”という選択肢も候補に挙げてみても良いかもしれませんね!
無気質な空間が好きな人では、採用されていることも最近では見るようにもなっています。
大判柄だと、開放感も持てます。
また、木材に比べると好みのテイストにより近い空間作りの選択肢も広がりそうですね!
部屋の空間の使い方
日本では当たり前の、トイレとお風呂
洗面と脱衣所
全てを分ける考え方も、海外では別。
友人宅には、トイレとシャワー室が1室
バスタブとトイレと洗面台が1室ありました。
洗濯機は、キッチンのカウンターの下。
これでも、何の問題もなく過ごせています。
家事動線などを考えたい人は、キッチンに洗濯機を持ってくる方法もありなのかなと感じました。
実際にキッチン隣に洗濯機だけを設置した人も、見せて頂いたことがあります。
家事の隙間時間で、洗濯物を取り込みながらたたみたいとなれば
アリなのかもしれません!
浴槽も、友人宅は寝室の奥にドア1つで設置。
お風呂から上がってそのままベッドに向かうこともできます。
コンドミニアムなので、これが全てワンフロア。
玄関を入ると、段差のない床に靴を脱いでマットを超えると先は室内。
玄関というスペースや別の仕様も必要のない、エコな作り。
続きで、広さも感じられるリビング
区切りもない、奥がリビングで手前がダイニング。
ドアや仕切りがないので、開放感があります。
コの時に壁を使って、キッチンがありその先は各部屋。
廊下もないので、広い空間続きの各部屋
段差もどこにも必要ありません。
暮らしに何が必要なのか、仕切らなければ暮らしにくいのはどこなのかを考えて家づくりをすれば
無駄が減るかもしれませんね!
ドア1つ、壁1つ予算が上がってくるのですから。
暮らしに必須のものを、プラスする
友人宅だけでなく、マレーシアのコンドミニアムにはプールがあります。
友人宅は25mくらいはある広々としたガーデン付き、テーブルやチェアに、温水プールもありました。
隣には、自由に使えるジムも。
日本で言えば、学校のプールのような感じではなく沖縄のリゾートホテル並みのプール施設。
先ほど送られてきた、もう1人の友人宅のマレーシアのコンドミニアムのプールはウォーターパークのような橋や大きなスライダー付きのものでした。
家づくりも大切ですが、その人の暮らしに必要な
暮らしを豊かにしてくれるオプションにお金をかけて家づくりをする方法もよい考え方なのかなと感じました。
今回はコンドミニアムなので、自ずとついてきているのですが
例えば、それをサウナ室にするとかガレージを作る、読書空間を作るなどの趣味を楽しむ時間を過ごす家づくりも大切なのかなと感じました。
積水ハウスが苦手な、自由空間作りの友人宅を訪問
積水ハウスはどちらかというと苦手な、自由空間作り。
週末も友人宅に遊びに行って、工務店の家で過ごしました。
1階が1.5階あたりになった玄関から入ると、半階登ってリビング。そしてそのリビング内にある半階を登るとダイニングと吹き抜け。
続く子供部屋からは、そこにロフトも繋がっていました。
寝室は、半地下。リビングとダイニングは天井高が積水ハウスよりも高めで、2.2mの脚立がないと電気交換ができない高さの天井高に対して、寝室は広めで天井高標準の落ち着いた空間。
その両側には、部屋と同じ広さのウォークインが2室。
そこから屋外の半地下ベランダ5畳ほどにも出れて、洗濯も干せるし倉庫も設置できていました。
玄関階には、部屋が1つとトイレに広めの浴室。
リビングからは、先ほどの屋外の屋根になるウッドデッキ。
自由な間取りの得意な工務店と、個性的な家づくりをする方法も楽しいと思います。
当たり前を、一度見直して必要なものだけを家づくりに取り入れる
家づくりのイメージをしながら、どんな家づくりがしたいのかを考えてみましょう。
- 心配性な人で、鍵を閉めたかなんども見直すような人は戸建てではなくマンションも再度選択肢にしてみる
- 全館オートロックで施錠できるセキリュティキーもできているので、使えるハウスメーカーを検討してみる
- 警備会社と契約をして、家のセキリュティーを高める
- 開放感を持たせる家づくりにおいて、天井高と空間使いは非常に重要
- 設計時には、ドアや窓の高さも計画的にプランニングする
- 当たり前と何でも考えるのではなく、家事動線や暮らしを考えて必要なものを必要な場所に検討してみる
- 掃除のしやすさを考えたい人や個性的な空間作りをしたい人は、床タイルも検討してみる
- ドアや壁は必要なところに必要なだけ計画をして、繋げても暮らしに問題がなければ組み合わせを考えてみる
家には、玄関があって壁があってドアがあって・・・と当たり前の日本の家づくりをイメージするのではなく、暮らしを考えた家づくりを検討してみましょう。